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もも

こんにちは!ももです。
ご紹介遅れましたが、私は大手住宅メーカーの営業として働いています。現在、入社4年目を迎えようとしています。

この記事はこんな人向け
・建設業、不動産業の業界研究をしている就活生
・住宅メーカーに内定を決めた新入社員
・転職で建設業、不動産業界を検討している方

 

今回は、住宅メーカーで営業をする社員として
現場の生の声をお話ししたいと思います。

今日、色んな情報が出回っている為、どの情報を信用していいか分からない方も多いと思います。
大手住宅メーカーの営業社員として客観的に業界を見て、
良い点と良くない点(覚悟が必要な点)をまとめてみました。

よかったら参考に読んでみてください・・・!

この記事で分かること
・現役社員として住宅メーカーを選んで良かった点
・現役社員として住宅メーカーを選んで良くなかった点
・建築、不動産業界の職場の雰囲気
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住宅メーカーを選んで良かったところ

お給料が良い

何を基準にお給料が高いと定義するか、
難しいところではありますが、
入社2年目で額面500万円程度の年収でした。

商社と比べると少ないお給料ですが(笑)
一般的にみると、若手の中ではもらえているほうかなあと感じます。

営業は、インセンティブ(営業手当)があるため、
案件を1件決めると毎回プチボーナスをもらえることになります。
このインセンティブをもらえるようになると・・・

主任職に上がる前の一般社員でも
年収1,000万円へのランクアップも夢ではありません。

ただし、案件を決めるという点がポイントになるため、
その点注意してください。

携わった仕事を「建物」という形に残すことができる

法人向けの建物や個人のお客様の夢をかなえる仕事なので、
自分が携わった仕事を「建物」という形に残すことができます。

ディベロッパーの仕事(森ビルや三菱地所、三井不動産など)
であれば、大規模な不動産開発をすることがお仕事になるので、
「街づくり」という大きな形を残すことができますね。
(「おっさんずラブ」もディベロッパーの仕事をしていましたね(笑))

住宅メーカー・ゼネコンの仕事(清水建設や大林組、大和ハウス工業や積水ハウスなど)
であれば、事業用施設の建設(駅ビルの他に市役所や病院など)、
個人のお客様の住居として形に残すことができます。
想いを込めて仕事をすればするほど、
建物への愛着がわき思い出にも自分の実績にもなります。

「仕事を建物という形にする」ということは、
普通のサラリーマンにはなかなかできないことだと思っています。

住宅手当が手厚い

就活生の時は、
正直「住宅手当」のメリットに気が付かなかったのですが、
一人暮らしをすると、支出の中でも「家賃」は大きな割合を占めるものなんですね。

 

家賃補助のサポートが手厚いので、8~9割ほど補助を受けることができる会社もあります。

また、住宅メーカーで勤務する場合、
自社で住宅を建てると10%割引になることもあります。
(私の会社も、友人の会社も10%割引です)

6,000万円の家を購入すると、600万円分の割引になるので、
結構大きな差になりますよね。

住宅メーカーを選んで良くなかったところ

残業が非常に多い

これは、有名であるかもしれません。
しかし、実際本当に残業が多いです。

残業が少ない=案件がない(仕事をしていない)とみなされるタフな会社もあるため、みんな必死で働いています。

また、会社や配属される環境にもよりますが、
本社勤務や働く人数が多い支店になるほど、
上下関係が厳しいので、上司より先に帰りづらい雰囲気があります。

そのため、仕事がないのにボケーっとパソコンを眺めている社員も
時々見受けられます・・・。

建築業界では少し有名な話ですが、
本社が大阪にある会社は、タフな会社(仕事の仕方がハードな会社)が多いです。

昔の日本特有の働き方が抜けないなあと常々感じています。

(大手になればなるほど)若手の意見は通りずらい

これは、会社と配属される支店の環境によります。

 

大手の会社は、案件やプロジェクトの規模が大きいものが多いので、その分やりがいは大きいです。
しかし、失敗が許されない場面も非常に多いので、個人的には、若手の意見が通りづらいことも多いように感じます。

自分の意見を言ってどんどん街づくりとして反映させていきたい!と考えていても
実際は、上司の言われた支持をまず行うことと、
似た事例から真似してプロジェクトを進めことが多いです。

私はクリエイティブに仕事をしたいタイプなので、
その点、若手という理由で挑戦できず、意見が通らないことは
辛いと感じた部分でもあります。

アナログでの業務が多く、仕事効率が悪い

コロナの影響でテレワークが増えたこともあり、ペーパーレス、脱ハンコは増えましたが、まだまだ業界全体的にアナログ業務が多いです。

お客様に紹介するときは、
必ず物件情報を紙で用意することや、
図面も議事録もすべて紙で用意するような風習
まだまだ残っています。

打ち合わせの際、お客様や上司の分の紙資料を用意しても
打ち合わせ後に受け取らないケースもあるので、
その準備した分だけの紙資料が無駄になってしまうことがあります。

おしまいに

今回は、営業として実際に働き、他社で働く友人の話も聞きながら、
建設業界・不動産業界の「あるある」を記載させていただきました。

どの業界にも言えることですが、
実際に働かないと、業界の良い点と悪い点は
見えてこないです。

私は、就活生や転職者の方が、建設業・不動産業界に入る前の
ギャップを減らしてほしいという思いがあります。
離職率が高いと言われている業界だからこそ、
入社前と入社後のギャップを無くしていくことは
非常に重要なことだと思っています。

業界を選ぶうえで気を付けてほしい点は、
・業界が自分に合うか
・職種が自分に合うか
この2点を分けて会社を選ぶことです。

いかがだったでしょうか。
今回は、私の主観が多いないようでしたが、
現場の声として、参考にしていただければ幸いです!

もし聞きたいことがあればコメントいただければと思います。
他の記事も色々更新しているので、のぞいてみてね。

ではまた。

もも